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治療費について

心房細動の治療(ペースメーカ治療、高周波カテーテルアブレーション)を受けるのにおおよそいったいいくらかかるのでしょうか? いくら用意すれば治療を受けられるのでしょうか? 高額医療費として適応されるのでしょうか? 通常何日くらい入院すれば治療を受けられるのでしょうか? などの声にあくまで参考例ですが、下記に記します。
※患者様の状態や重症度、病院の治療方針、実施検査などによって治療費は異なりますので、ご了承ください。

1. ペースメーカの植え込み術を行った場合
入院期間は通常1週間程度で通常手術は2〜3時間程度です。
おおよそ初期費用が200万円前後かかりますが、高額療養費の還付を使用すれば最終トータル10万円前後(所得額により異なります)です。また状態、状況によりますが、第一級の障害者に認定されますと基本的に食事代のみで治療が受けられますので、ほとんど費用はかかりません。
  ※高額療養費の還付についての詳細は後述します

2. 高周波カテーテルアブレーション治療を行った場合
入院期間は通常1週間程度で通常手術は4〜8時間程度です。
おおよそ初期費用が150万円前後かかりますが、高額療養費の還付を使用すれば最終トータル10万円前後(所得額により異なります)です。
  ※高額療養費の還付についての詳細は後述します。


高額療養費(高額医療費の還付)について
“手術”や“入院”は医療費の自己負担が高額になります。この負担を軽減できるように『自己負担限度額』を超えた部分が払い戻される還付制度があります。
  ※ただし、保険適用外の治療や入院時の食事療養費、
   入院時生活療養費は対象外です。
下記の計算式により決定されます。(2006年10月現在)

【70歳未満の場合】
☆一般の方
◆ 80,100+ (医療費総額−267,000)×1%(円)
1. 仮に医療費総額が200万円したとします。
2. 健康保険に加入していると3割負担なので退院時に60万円病院へ支払います。
3. 申請すると502,570円が返ってきます。(※)
4. トータルの自己負担は97,430円(食事代等は省く)となります。
600,000−{80,100+ (2,000,000−267,000)×1%}=502,570円

☆ 低所得者の方(生活保護の被保護者や市町村民税非課税世帯など)
◆ 35,400(円)
病院へ退院時に医療費を支払い、申請すると35,400円以上支払った分が返ってきます。
☆ 上位所得者の方(標準報酬月額が53万円以上の被保険者及びその被扶養者)
◆ 150,000+ (医療費総額−500,000) ×1%(円)
1. 仮に医療費総額が200万円したとします。
2. 健康保険に加入していると3割負担なので退院時に60万円病院へ支払います。
3. 申請すると435,000円が返ってきます。(※)
4. トータルの自己負担は165,000円(食事代等は省く)となります。
600,000−{150,000+ (2,000,000−500,000)×1%}=435,000

【70歳以上の場合】
☆一般の方
◆ 44,400(円)
病院へ退院時に医療費を支払い、申請すると44,400円以上支払った分が返ってきます。
☆ 現役並み所得者の方(月収28万円、課税所得145万円以上の高齢者。 高齢者単身世帯383万円以上、複数世帯520万円以上)

◆ 80,100+ (医療費総額−267,000)×1%(円)
1. 仮に医療費総額が200万円したとします。
2. 健康保険に加入していると3割負担なので退院時に60万円病院へ支払います。
3. 申請すると502,570円が返ってきます。(※)
4. トータルの自己負担は97,430円(食事代等は省く)となります。
600,000−{80,100+ (2,000,000−267,000)×1%}=502,570

☆低所得者・の方(市町村民税非課税世帯などの方でかつ所得が一定基準に満たない方)
◆ 15,000(円)
病院へ退院時に医療費を支払い、申請すると15,000円以上支払った分が返ってきます。

☆低所得者・の方(市町村民税非課税世帯などの方)
◆ 24,600(円)
病院へ退院時に医療費を支払い、申請すると24,600円以上支払った分が返ってきます。

この他にも退院時のお支払いが高額で困難な場合は高額医療費の貸付制度があります。
高額医療費の還付は3〜4ヶ月の期間が必要となります。貸付制度を利用すると2週間程度で支払い見込み額の8割を無利子で貸付してもらうことができます。
国民健康保険の方は市町村に、社会保険(政府管掌・船員保険)の方は社会保険事務所に、その他の方は健康保険証に書かれている保険者へお問い合わせください。
※病院などの領収書・印鑑・保険証・預金通帳を添えて申請します。
その他の注意事項
※ 高額医療費の対象、捉え方
☆ 1ヶ月(その月の1日〜末日)以内にかかった費用について
☆ 病院ごと(診療科ごと)に計算される。
☆ 入院と通院は別計算
☆ 差額ベッド代等は対象外
☆ 食事療養費は対象外
その他詳細は関係医療機関でお聞きください。
※ 医療費が年間(1月から12月の期間)10万円以上かかった場合、還付できる場合があります(確定申告(★)による医療費控除)。病院でもらった領収書はなくさないように大切に保管してください。
    ★翌年2月16日から3月15日に申告
※ 1年間に4度以上の高額療養が当てはまる場合は別計算がありますので、各医療関係機関にお問い合わせください。
※ 病院には医療ソーシャルワーカーがいらっしゃるケースがあり病院スタッフと共に患者様、ご家族のお力になってくださいますので、ご相談ください。