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薬物療法と非薬物療法

心房細動の合併症を予防するために第一選択として薬物療法がなされます。これは心臓の中で血栓を作らないように行われる療法で、抗凝固療法といわれます。心房細動に伴う脳梗塞発症を検討した大規模な研究で、ワーファリンという薬剤が非常に有用であるという報告がありました。また、抗血小板療法というもので、アスピリンという薬剤を使用する方法では効果はそれほど高くないという結果もあったようです。

■薬物療法(レートコントロールとリズムコントロール)
心房細動の薬物治療としてレートコントロールとリズムコントロールという方法があります。
レートコントロールとは心房細動発作の起こったままで心拍数をコントロールし、速くなりすぎないようにする治療法です。ジキタリス、ベラパミル、ジゴキシン、β遮断薬等が使用されます。これにより動悸感が少なくなり、楽になります。
リズムコントロールとは心房細動を停止させてリズムそのものをコントロールする治療法です。心房細動を停止させるには抗不整脈薬を使用したり、電気ショック(DCショック、直流通電)を使用したりします。
当然、薬物治療は薬を飲み続けることで不整脈予防を期待する治療法ですので、継続的な予防措置となります。薬物治療で完治することは期待できません。また、薬には必ず副作用があります。患者様の状態をトータル的に専門医が熟慮、判断されてQOL(生活の質)を高められるようにこれらの治療が決定されます。
以前行われた大規模な研究STAFとよばれる試験ではレートコントロール、リズムコントロールどちらも有意差はなく同じくらい有効であるという結果が出ています。

※ (Strategies of Treatment of Atrial Fibrillation)
Pilot Study: Mortality and Stroke Rates in a Trial of Rhythm Control Versus Rate Control in Atrial Fibrillation